【サッカー】インサイドトラップが苦手な小学生に“インサイドリフティング”をすすめたい理由と練習の考え方
- リフティングオンラインスクール

- 6 日前
- 読了時間: 7分

小学生にとってインサイドトラップは、意外とつまずきやすい技術のひとつです。
・ボールが足から離れてしまう
・強く当たりすぎて跳ね返る
・真横に飛んでしまう
・止めたい角度に止まらない
こうした悩みを抱える子は多く、チームのコーチからも「基本技術」としてよく指導される部分です。
そこでこの記事では、
インサイドトラップで悩む小学生に“インサイドリフティング”を取り入れると良い理由
を、保護者向けにわかりやすく解説します。
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■ 結論:インサイドリフティングはトラップの「感覚づくり」に役立つ
インサイドトラップの苦手意識がある場合、
いきなり試合のスピードで止めようとしてもうまくいかないことがあります。
その理由はシンプルで、
インサイドでボールに触れる“当たりの感覚”がまだ整っていないからです。
インサイドリフティングは、空中ボールでの扱いがメインなものの
その「当て方」「力加減」「向き」を細かく練習できるため、トラップの土台作りとして取り入れやすいメニューと言えます。
■ なぜインサイドリフティングがトラップ上達に役立つのか?
① インサイドで当てる“角度”が毎回同じになりやすい
トラップがぶれやすい子の多くは、
インサイドに角度(開き方)が毎回違います。
インサイドリフティングは、
・面が開きすぎると横に飛ぶ
・閉じすぎると前に飛ぶ
というフィードバックがすぐ返ってきます。
そのため、
「どの角度で触るとまっすぐ上がるのか」を自然に覚えられるメリットがあります。
② 力加減が身につきやすい
トラップが苦手な子の特徴として、
・強く当たりすぎる
・弱すぎて止めきれない
といった“力の調整”がうまくいかないケースがあります。
インサイドリフティングは、
ボールを軽く当てるだけなので、
ちょうど良い力加減を繰り返し身につけやすいという特徴があります。
③ 何度も触ることで、ボールの中心をつかみやすくなる
インサイドトラップは、
ボールの“どこに触れるか”で止まり方が大きく変わります。
インサイドリフティングは、
連続して触るため、
・ボールの中心
・足の中心
の関係がつかみやすくなります。
これはトラップにそのまま生きる感覚です。
④ だんだん股関節がやわらかくなり、成功が積み重なりやすい
小学年代は、
「できた!」が続くほど上達が加速します。
インサイドリフティングは、
股関節の可動域がだんだんひろがり、
足首を固定して面さえ作れれば、成功しやすい技術です。
成功体験が増えれば、トラップ改善に向けて前向きに取り組む流れを作りやすくなります。
⑤ トラップの直前動作にもつながる
実は、
インサイドリフティングの“面を作る瞬間”は、
インサイドトラップの“準備の瞬間”とよく似ています。
・面を作る
・足首を固定する
・ボールの高さに合わせる
これらの共通点があるため、
トラップの基礎動作を自然と反復できるという利点があります。
■ 小学生向け:インサイドトラップ改善につながる練習方法
① ワンバウンド・インサイドリフティング
目的:面の角度を安定させる
1回蹴る → ワンバウンド → またインサイドで蹴る
という流れで、トラップに近い動きが身につきます。
② インサイドで“縦に上げる”だけのシンプル練習
・高さは目線〜胸のあたりまで
・真上に上げるイメージ
・左右どちらか得意なほうからでOK
成功しやすく、形も整いやすいメニューです。
③ インサイドリフティングでラストに高いボール→インサイドトラップの流れを作る
連続タッチ → 最後をインサイドで優しく止める
というセットは、試合の動きに非常に繋がりやすい練習です。
■ 保護者が意識したいサポートポイント
● “止められた形” を褒める
回数よりも、
・ボールが静かに止まった
・足の角度がよかった
などを言語化してあげると習得スピードが上がります。
● いきなり難しいスピードで練習しない
トラップが苦手な子ほど、ゆっくり・簡単なボールで成功を作るほうが安定します。
● 練習は短く、集中できる形で
3〜5分 × 2〜3セット
などの小分け練習が向いています。
■ まとめ:インサイドリフティングはトラップの“感覚づくり”に役立つ
インサイドトラップが苦手な小学生には、
いきなりトラップ練習ばかりを繰り返すより、
インサイドリフティングで基礎の感覚づくりをするほうがスムーズに改善につながりやすいです。
特に、角度・力加減・中心の捉え方など、
トラップで必要な要素を細かく身につけられる点が魅力です。
「止められない…」と悩む子ほど、
できた経験が増えるインサイドリフティングは良いスタートになります。
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