【サッカー小学生高学年向け】判断力が一気に上がるトレーニングメニューとは?
- 100スキルズ運営者
- 6 日前
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小学生高学年になると、技術だけでは試合で活躍できなくなります。
相手も味方も動きが速くなり、スペースも少なくなるため、
状況を瞬時に判断してプレーする力が勝敗を左右する年代です。
この記事では、高学年が“自然と判断できる選手”になるためのトレーニングメニューを、家庭・チームどちらでも取り組める形で紹介します。
1. 小学生高学年に判断力が必要な理由
高学年になると、次のような変化が起きます。
ボールを持つ時間が短くなる
パスコースがすぐに消える
相手の寄せが速い
チーム戦術が複雑になってくる
この状況で大事なのが、
“見る → 判断する → 動く” の速度を上げることです。
判断力が身につけば、技術レベルが平均でも試合で活躍できるようになります。
2. 判断力UPのカギは「視野」と「情報量」
判断力は天性のものではなく、
見ている情報を増やすことで自然と伸びるスキルです。
特に高学年では次の2つを鍛えることが重要です。
① 視野の広さ
→ 首を振る回数を増やし、味方と相手の位置を把握する。
② 情報処理の速さ
→ もらう前に選択肢をある程度決めておく。
この2つがセットになることで、プレーのスピードも精度も上がります。
3. 小学生高学年向け・判断力UPトレーニングメニュー
ここからは、チームでも家庭でもできる具体的メニューを紹介します。
① “首振りトラップ”練習(視野拡大)
やり方
ボールを受ける前に左右を見る(首を振る)
見た後でトラップする
次のプレーをすぐに選ぶ(パス or ドリブル)
ポイント
首を振る回数を「3回」に増やす
ただ見るのではなく“相手と味方の位置”を確認する
ボールが来てからでは遅いので、来る前に必ず見る
高学年から視野が広い子は、どのポジションでも重宝されます。
② カラーマーカー判断ドリブル(判断スピード強化)
やり方
赤・青・黄などのマーカーを3つ置く
コーチ(または保護者)が色をコール
指示された色へドリブル → また戻る
期待できる効果
素早い方向転換
指示を聞いてすぐ動く反応力
視野に入れながらボールを運ぶ技術
判断が遅い子も、取り組むことで明らかに動きが早くなります。
③ 2対1の“選択肢トレーニング”(実戦判断)
判断力UPの中でも最も効果があるトレーニングです。
やり方
攻撃側2人、守備1人でスタート
ボール保持者が「運ぶ・パス・シュート」を選択する
相手の重心をずらす動きを意識する
ポイント
パスを出すのが正解ではなく「相手の動きを見ること」が正解
味方の動きも常に見ておく
試合で即使える判断が鍛えられる
高学年で伸びる子の多くは、この2対1が非常に上手です。
④ ミニゲームの“条件付きルール”
判断を早くするためには、制限を加えたゲームが最強です。
おすすめの条件
3タッチ以内
ゴールはワンタッチシュートのみ
パス3本で点数
ボール保持者への寄せを強くするルール
メリット
迷っている時間がなくなる
動き出しが早くなる
サポートの意識が育つ
通常のミニゲームより判断が圧倒的に速くなります。
⑤ ゴール前の“瞬間判断シュートドリル”
やり方
コーチが左右どちらかを指差す
指された方にフェイント → 逆へシュート
その逆パターンも練習
期待できる効果
切り返す瞬間の判断
相手の動きを見てプレーを変える力
シュートのスピードアップ
ゴール前の判断力は得点力に直結します。
4. 家庭でもできる判断力UPメニュー(1日5分)
① 家族が指示する方向転換ドリブル
「右」「左」「バック」「前」で動きを変える。
② 瞬間キャッチボール
投げるフェイント → 違う方向へ投げる
→ 反応力が上がる。
③ スペースを見て走る習慣作り
公園で
「ここが空いてると思ったら走ってみて!」
と声かけするだけでも判断力は育ちます。
5. 高学年で判断力が伸びる子の共通点
もらう前によく周りを見ている
味方への声かけができる
1つのミスを気にしない
先に“イメージ”を持って動ける
練習で真剣に2対1に取り組んでいる
判断力はメンタルとの関係も深く、
自信がつくと一気にプレーが変わります。
まとめ:判断力は練習で確実に伸びる力です
高学年になるほど、判断力の差がそのままプレーの差になります。
しかし判断力は、才能ではなく“鍛えられるスキル”です。
今日紹介したメニューを継続することで、
プレースピードが上がる
ミスが減る
ボールを失わなくなる
味方との連携がスムーズになる
試合で活躍しやすくなる
こうした変化が生まれます。
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