小学生がサッカーで伸びる“オフザボール”の基本｜動き方を理解すると試合が変わります
- 100スキルズ運営者
- 12月8日
- 読了時間: 7分
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サッカーの上達には、ボールを持っている時間だけでなく、ボールを持っていない時の動き（オフザボール） が非常に重要です。
小学生のうちはオフザボールを意識できない子が多く、試合に関わる回数が少なくなり、「動き方がわからない」「パスが来ない」と悩むことにつながります。
この記事では、小学生が身につけたいオフザボールの基本動作と、家庭でできる練習方法をわかりやすく紹介します。
1. 小学生が“オフザボール”でつまずきやすい理由
① ボールばかり見てしまう
初心者〜低学年は、どうしてもボールに目が行きがちです。
そのため、周りのスペースや味方の動きを見られず、良い位置に動くことができません。
② 動くタイミングがわからない
「いつ走り出すか」「どの方向に動くか」が判断できず、動き出しが遅れてしまいます。
③ 受けやすい位置のイメージが少ない
パスコースを作る位置がわからないため、味方に気づかれにくい動きになってしまいます。
2. 小学生が覚えるべきオフザボールの基本3つ
① スペースを見るクセをつける
試合中、空いている場所を1秒だけでも見られるようになると、動きがぐっと良くなります。
ポイント
「ボールを見る → 空いている場所を見る」の順に視線を動かす
止まっているより、少し動きながら観察する
これができるだけで“動き方が良い子”に見えます。
② ボールを受ける前に“角度をつけて動く”
まっすぐ味方の前に立つとパスが出しにくいので、
斜め・横・後ろへ小さく動いて角度をつくるのがポイントです。
これにより
相手に読まれにくい
パスが通りやすい
受けてからの選択肢が増える
といったメリットがあります。
③ 一度“離れてから”動き直す（フリーになる動き）
味方にパスをもらいたい時は、
相手から一度距離を取る → 素早く動き直す
という動き方が効果的です。
これだけで相手がついてこられず、フリーで受けられる確率が上がります。
3. オフザボールの質を上げるための家庭練習
家の中や公園でもできる“簡単トレーニング”を紹介します。
① 数字コールトレーニング（判断力強化）
大人が「1」「2」「3」などと数字を言う
子どもはその数字の方向へ動く（前＝1、右＝2などルールを決める）
その場でパス受けの形を作る
→ 試合での「見る → 判断 → 動く」の流れをつくれます。
② パスコースを作るステップ練習
ミニコーン（なければペットボトル）を3つ置く
コーンを相手に見立て、斜め・横へステップして角度を作る練習
最後にボールを受ける形で止まる
→ コーンで動きをイメージすると覚えやすいです。
③ 5mの距離で“動きながらのパス受け”
親子で5mの距離を作る
子どもは動きながらパスを受ける
前を向く流れまでセットにする
→ 試合の動きをそのまま再現できます。
4. 小学生が試合で活躍するためのオフザボールの考え方
① 「常に動いていなくていい」
動く量よりも、正しいタイミングのほうが大事です。
② 「味方の視界に入る位置」を意識する
監督やコーチから“見えている子”は、ボールが集まりやすくなります。
③ 守備のオフザボールも重要
相手の進む方向を限定する
パスコースを消す
寄せるタイミングを合わせる
これができる子は試合で重宝されます。
5. まとめ：オフザボールを覚えると試合が一気に楽しくなる
小学生のうちは、ボール技術だけを伸ばすよりも、オフザボールを理解した方が試合で活躍しやすくなります。
スペースを見る
角度をつける
一度離れてから動き直す
この3つを身につけるだけで、
「パスが来ない子」→「試合で関われる子」
に変わっていきます。
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