サッカー小学生がロングキックを蹴れるようになる方法｜正しいフォームと練習法
- 100スキルズ運営者
- 9月16日
- 読了時間: 6分
◆サッカー小学生がロングキックを蹴れるようになる方法｜正しいフォームと練習法
小学生サッカーでは、ドリブルやパスに加えて「ロングキック」ができるかどうかが試合の幅を広げます。大きく前に蹴り出せると、カウンター攻撃やサイドチェンジ、相手の裏を狙ったプレーに繋がります。
しかし、ただ強く蹴ればいいというわけではありません。正しいフォームと基礎練習ができていないと、ボールは浮かなかったり、方向が定まらなかったりします。
この記事では、小学生がロングキックを習得するための基本フォーム、練習メニュー、親やコーチのサポート方法を分かりやすく解説します。
◆小学生がロングキックを身につけるメリット
試合での選択肢が増える（ショートパスだけでなく大きな展開が可能）
守備から攻撃への切り替えが速くなる（クリアがそのままチャンスになる）
チームに信頼される選手になる（味方が動きやすくなる）
ロングキックは「ただの力任せ」ではなく、蹴り方の技術と体の使い方が大切です。
◆ロングキックの正しいフォーム
① 助走
ボールに対して斜めから助走をとる
最後の一歩を少し大きめに踏み込むと、力を伝えやすい
② 軸足
ボールの横にしっかり踏み込む
軸足のつま先は「狙いたい方向」に向ける
③ 蹴り足
足の甲（インステップ）でボールの中心を蹴る
インパクト時に足首を固めるのがポイント
④ 体の使い方
胸を少し前にかぶせると低くて強いボール
上体を少し起こすと浮き球のロングキック
⑤ フォロースルー
ボールを蹴った後、足を大きく振り抜く
体全体を使うことで飛距離が伸びる
◆小学生向けロングキック練習法
1. インステップキック基礎練習
近い距離で「足の甲で真っ直ぐ蹴る」感覚を身につける。いきなり強く蹴らず、フォームを意識する。
2. ロングパス練習
20m → 30m → 40m と距離を伸ばしながら、味方に正確に届くように練習する。
3. 的当て練習
コーンやゴールに当てる練習で、方向性を意識させる。
4. ワンバウンドロングキック
味方にワンバウンドで届くボールを蹴る。浮き球と転がしの中間を体感できる。
5. ゲーム形式
試合中に意識してロングキックを使うことで、実戦での判断力も養われる。
◆ロングキック上達のための体作り
ロングキックは「足の力」だけでなく、体幹や股関節の柔軟性が重要です。
スクワットやランジで下半身強化
腹筋・背筋で体幹を安定させる
ストレッチで股関節の可動域を広げる
小学生のうちは筋トレよりも、体を大きく動かす運動（鬼ごっこ、ジャンプ系運動）が効果的です。
◆親やコーチが意識したい声かけ
NG例：「もっと強く蹴れ！」
OK例：「足の甲でボールを真ん中に当ててみよう！」
強さを求めすぎるとフォームが崩れます。技術 → 正確性 → 距離の順番で育てるのが理想です。
◆まとめ
小学生がロングキックを蹴れるようになるには、正しいフォームを身につけることが第一歩です。インステップの基本を徹底し、少しずつ距離を伸ばす練習を重ねていきましょう。
ロングキックが安定すると、試合でのプレーが大きく広がり、子どもの自信にもつながります。親やコーチは「強く蹴る」より「正しく蹴る」を意識させる声かけを心がけると効果的です。
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